2009年11月3日火曜日

ThinkPad X31 (2672-PHJ) HDD換装

2672-PHJのHDDを40GB→100GBに換装した。

1. 元のHDDにFAT領域を作る
イメージの取り出しにはFAT32の領域が必要らしいので、 EASEUS Partition Master をダウンロードしてきて、NTFS領域から4GB程切り出してFAT32の領域を作ってやる(こんないいソフトがFreeだとは!)。
(これはD2Dイメージを書き出してくるときに、DOSではNTFSが見えないからするのであって、ウルトラベースを持っている人はそれにFAT32フォーマットのHDDを挿してやれば良い。)

2.D2Dイメージの取り出し
再起動時、Access IBMボタンを押して、「Recover to factory contents」を選び、表示が止まったらF3キーを押してDOSプロンプト画面へ移動。
A:が隠し領域で、C:がさっき上で作ったFAT32領域であることを確認(dirコマンド等でボリューム名でわかる)。
C:> cd A:\recovery\
で移動後、
A:\RECOVERY> copy fwbackup.exe c:\
A:\RECOVERY> copy fwrestor.exe c:\
として2つのEXEファイルをFAT32区画へ飛ばしてやる(fwbackup.exeをコピーする意味は無いが)。
A:\RECOVERY> fwbackup size=2000 file=c:\imgset
とする。ファイル名imgsetはなんでも良い。size=2000は、FAT32のファイルサイズ上限が2048MBなので。DVD-Rに焼いて保存。総サイズは3.89GB。CD-Rに焼く場合はsize=670MB等にする。
これで隠し領域のイメージが初めにつくったFAT32区画に生成される。

3.イメージ取りだしの確認と起動FDDの作成
再起動して普通に立ち上げると、FAT32区画に、さっき作ったimgset001~002、fwbackup, fwrestorがあるのがわかる。

FDDをフォーマットする画面で、WINDOWS起動ディスクを作り、それにさっきのfwbackup, fwrestorを放り込む。

4.新HDDの準備、D2Dイメージの展開
ここで新しいHDDを出してきて、パーティションを区切る。78GB(ユーザ用)と15GB(D2D領域用)にわけて、後者をFAT32でフォーマット。

シャットダウンし、
HDDを新しいのに換装。
上で作った起動用FDDから起動させ、dirコマンド等で、a:がフロッピー、c:が新しいHDDのFAT区画であることを確認。

A:> fwrestor file=c:\imgset
とすると、ファイルの展開が始まる。

5.工場出荷時状態になることの確認
起動後、「Recover to factory contents」を選んで工場出荷時の状態に戻してやる。
その後メッセージの通りに、BIOS内のIBM Predesktop Areaのセキュリティー設定をDisabledにしてやるとWINDOWS XPが立ち上がる。
勝手にFactory プレインストールが始まる。
その後FAT32→NTFSへの変換も自動で行われ、Windows XPの設定が終わったら、Norton Anti Virusお試し版等がインストールされている工場出荷状態へ戻る。

6.昔の環境の復帰(昔HDD→新HDDへのデータ移行)
別なパソコンに新HDD, 旧HDDをつなげて、新HDDのC:のパーティションをいったん潰してNTFSフォーマットしなおし(これをしない場合の影響は知らない)、旧HDDのデータを新HDDにDrive Image XMLというフリーソフトを用いてDisk to Disk コピーで移動させる。

起動すると、見なれた汚いデスクトップが立ち上がった。


参考:
http://www5.plala.or.jp/kdreview/thinkpad_recovery.html

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